脱皮しています。

 
須賀です。

皮がむけはじめました。

実は先週、月曜から木曜までの4日間、
母校の臨海学校に、水泳部OBとして
指導員のお手伝いをしてきたのです。

天候がすこぶる良かったおかげで、
日焼け止めをバッチリ塗っていても
赤く焼けてしまいました。

で、間をおいてここ数日、赤みが落ち着いて
きたところで皮がむけはじめました。

そんな現実的な話はいいのですが、
皮がむける、といえば、成長を意味します。

イモ虫が脱皮して、一回り大きくなる。

これって成長しているように見えますよね。

でも、比喩的な話で、2センチのイモ虫が
2メートルになったとしたら、それも
成長といえるでしょうか?

なんかおかしいな、という気がしますよね。

体重3キロだった赤ちゃんがそのまま肥大化して
体重30キロになるようなものです。

ただ大きくなればいい、というわけではない。

イモ虫の成長を考えるとき、
次に訪れるのはサナギになることです。

食料を求めて動き回るのではなく、
じっとして動かない、まったく別の
形態に変容するわけですね。

サナギの間、イモ虫時代に蓄えた栄養を使って
次の形態に向けてじっくりとまた成長する。

そしてあるとき、サナギの殻をやぶって
成虫になって飛び立つことができる。

イモ虫として地を這うだけの現実から
解き放たれて、空を羽ばたくことができる。

つまり、成長とは形態の変容なのですね。

これまでやってきたことが、もっとうまく、
効率的にできるようになることではない。

簡単に言うと、ガラッと変わる。

ガラッと変わってるんだけど、
どこか面影があるように見える。

そんな感じでしょうか。

過去にやってきたことの延長線上だけが
未来の自分の進む道ではないのですね。

そこで培い、蓄えたことを活かして、
まったく別の場所に移動してもいい。

過去にとらわれる必要などない。

直感のおもむくまま、無意識にまかせて
あちこちやってみればいいのでしょう。

過去は未来ではない、と誰かが言っていたし。

では、また。

 

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