追体験してみると?

 
須賀です。

こないだ、とある方のブログを読んでいたのですが、
人生がうまくいってないときに行った場所に
もう一度行ってみた、みたいなことが書いてありました。

そのときのことを思い出しながら、今ある状況を
また客観的に見てみると、とてもありがたい、
みたいな話だったわけです。

なるほどなぁ、と思いながら、昨日たまたま
懐かしい場所にいってみたのです。

浦和にある須原屋という書店さんなのですが、
高校時代、年に一度は必ず行っていました。

たしか、3月の終わりか4月のはじめに。

目的は、「教科書を買う」こと。

この書店さんだとバラバラに選ぶ必要なく
セットが用意されている、みたいな感じだった
ように思います。

いま思うと不思議なことです。

全校生徒分を学校に送ってくれればいいものを、
生徒がひとりひとり、この書店に取りに行かないと
いけないわけ。
お互いに非効率だと思うんだけど…。

僕にとっては高校時代って、複雑な時期でした。

入学時は成績トップクラスで入ったはず、
なのですが、最初のテストでボロボロになり、
数学は毎回赤点で補習を受ける状態…。

水泳部の部活も適当にやり過ごしていて、
関心を持って取り組めたのは工芸くらい。
(木工で家具を作っていた)

学校がつまらないので毎日遅刻。
遅刻常連者が呼び出された「遅刻指導」では、
「お前らみたいなのがいるから東大の合格者数が減った」
と、理不尽なレッテルを貼られることもあった(笑)。

友達はそこそこいたけど、男子校に染まって
彼女ができないどころか、女性とまともに
会話することも不可能になっていました。

ただ、ひとつよくやっていたのは、
映画を観ること。

当時、平日にWOWOWでやっていた映画を
ビデオに録画して週末にまとめて2、3本観る、
というのを繰り返していました。

なので、高校時代に映画を200本くらいは
観たかもしれない。

話題作もあったし、名作もあったし、
フランスやイラン、ギリシャ映画なども
幅広く観ていたなぁと。

特に印象に残っているのは、
『グッド・ウィル・ハンティング』とか、
『運動靴と赤い金魚』とか、
『ポンヌフの恋人』とか、
『山猫』とか、
『永遠と一日』とか、
『8 1/2』とか。

古典は意味不明のものも多かったけど、
なにか感じるものがあったのかも。

当時はレーシングエンジニアを志していて、
東工大が第一志望だったことも思い出されます。

こうやって毎日メルマガとか書いてますが、
根は理系なのです。

いろんな可能性が開けていた高校時代。

そこから紆余曲折はあったわけですが、
現在地に辿りつくには、いろんな方との
出会いがあり、行きあたりばったりながらも
どうにか生きていられる。

とてもありがたいこと。

あなたもきっと、いろんな時代があるでしょう。

いいときもあれば、そうでないときもある。

でも、振り返ってみれば、そのときそのときに
必要なことがもたらされていたはず。

人生で出会うべき人には必ず出会える。
一瞬早からず、一瞬遅からず。
みたいな言葉がありますが、きっとそう。

ときに、過去の自分を振り返り、追体験して、
現在と比較してみると、普段は見えていない、
大事ななにかが見えてくるかもしれません。

お試しあれ。

では、また。

 

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