使われなかった人生。

 
須賀です。

昨日のつづきみたいなメルマガですが、
日々の選択について考えてみます。

人が一日に下す「決断」の回数、
平均は70だそうです。

決断ということは、そのときどきで
「どっちにしようかな」と、意識に
上がってきているものの数ですね。

なので、朝のはじまりなら、何を着ようか?
何を食べようか?といった選択。

昨日の『これが水です』の話では、
意識にのぼってこない内容について、
どのように選択するのか?を問うていました。

朝、目が覚めたときに、
「あぁ、もう朝か…」
と、ちょっと憂鬱な気分だとして、
そのあとの行動を選ぶことができる、ということ。

あと5分寝よう、とダラダラするのがデフォルトなら、
気分を変えて、さっと起きて出かける支度を始める
こともできるわけです。

それは自分で選ぶことができる、ということ。

なにを選ぶのか?で、人生は決まります。

人生は選択の質で決まる、と言われます。

目の前の短絡的な快楽なのか?
長期的に見てより大きな利益なのか?
どっちも取りにいくのか?
などなど。

ただ、人は必ずしも合理的な選択ができない、
とも言われます。

明日、なにかのご褒美として1万円をもらえるとします。
それを、もらえるのを来週にしたら1万1千円になる、
と言われても、多くの人は明日の1万円を選ぶのです。

ただ待つだけで10%も増えるのに。

また、人は選択肢が多いと選べなくなる、
という現象も実験で明らかになっています。

有名なジャムの実験。
24種類試食できるコーナーより、6種類しか試食できない
コーナーのほうが、購入率は6倍高くなったというやつ。

人はたくさんの選択肢を提供されると、
ひとつも選べなくなってしまう。

また、選択肢が多かったとき、最終的に選んだものに
対する満足度も下がります。

「他のもののほうが良かったかも…」と考えるから。

いろいろあるわけです。

AかB、どちらかを選ぶとき、
選ばなかったほうは、人生からなくなります。

Bを選んだとしたのなら、Aを選ぶ自分は
使われなかったということになる。

でも、それは仕方のないことです。

「あっちにしておけば良かったかもしれない」
たしかにそうかもしれません。

だけど、考えるべきは、選んだほうの人生で、
いかに良く生きるか?ではないでしょうか?

マーケティングの言葉に、
バイヤーズリモース
というのがあります。

購入者の後悔、という意味です。

よくあると思います。
「買わなきゃ良かったかな…」
っていうアレですよ。

これも同じ。

本当に無駄なら返品すればいい。
返品できないなら、活用するしかない。

いろんな法則とかが実験でわかってますが、
結局、それらを知っても知らなくても、
最後は自分で選択するしかないのです。

なにをどう選択するか?
それも、自動的でなく意識的に。

意識していきましょう。

では、また。

 

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