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Mail from Yamato Suga
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須賀です。
あなたにとっての「成功の形」って、どんなものでしょう？
どんな状態になったら、成功したと感じられるんでしょうか？
全身を好みのブランドで着飾ったら？
年収が1億を超えたら？
理想の土地に理想の家を建てたら？
高級な車を何台か所有したら？
他にもいろんな基準があると思います。
そこで、さらに聞きます。
もし、そういったものがすべて手に入らなかったとしても、あなたが成功したと感じられるとしたら、それはどんな状態でしょう？
成功を、幸せと言い換えてもいいかもしれません。
それがどんな状態なのか？
そのひとつの例が、タイトルの『陽のあたる教室』という映画の主人公、ホランド先生です。
ホランド先生は、若いころ、音楽家になりたかったのです。
交響曲を作曲して、それをいわばヒットさせて、地位と名声とを手に入れ、成功したいと考えていた。
ただ、生活も必要なので、学校で音楽教師をパートタイマーでやることにして、職を得る。
ところが、いざ音楽教師になってみたら、教師としての仕事に追われることになり、作曲はなかなかできなくなってしまう。
そうして月日が流れ、年をとり、退職する。
つまり、若い頃に夢見ていた、彼の「成功の形」は実現されないわけですよ。
ところがです。
ホランド先生が退職する、その日。
（映画を見ようと思った方には完全にネタバレです）
ホランド先生に内緒で送別会が企画されているんです。
学校のホールにかつての教え子たちが集まっている。
その中のひとり、司会を務める州知事が、こんなスピーチをします。
「先生。
あなたは、若い頃に得たいと夢見ていた、自身の交響曲での富も名声も得ることはなかった。
でも、ここにいるすべての人たちは、あなたから少なからず影響を受けて、こうして集まっている。
私たちひとりひとりが、先生の作った交響曲の一部なのです」
と。
僕はなにも、経済的、社会的な成功は必要がないと言っているのではありません。
僕もそれを望んでいます。
当然、あったほうがいい。
ただ、それだけではない。
そこに、どれだけの、どんな影響力があったのかどうか？
ということを見る必要があるんだと、『陽のあたる教室』は教えてくれるんです。
影響力は、どんな価値を、どれだけ多くの人に与えたかということ。
ある意味では、ホランド先生の生き方は極端な例です。
いまでは、多くの人に価値を与えることができれば、富も名声も得られる。
もちろん、その与え方（マーケティング）も重要です。
多くの人に価値を与える。
成功のカギはここ。
要は、「あり方」と「やり方」が同時に求められる。
どちらかだけではダメ。
自己啓発、能力開発だけでは成功できない。
どうやってやるか、どんな方法で売るか、も大事ってこと。
両方が噛みあうと結果が出るんですね。
そう思います。
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