神という機能を設定する

あなたは、神にどんなイメージを持つでしょう?

これは宗教的なバックグラウンドによって、
大きく変わるものだと思います。

では、
「神は、ひとつの機能だ」と言われたら、
どう感じるでしょうか?

神が機能って、どういうこと?
って、違和感がありますよね?

結論から言うとですね、
神、という存在については、
または、
存在するかしないか、というところから含めて、
自分で設定していいそうなんですよ。

例えば、
なにか自分にとって不都合なことが起こったとき。

電車に乗り遅れちゃったとか、そういうの。

このときに、
「急いでるのに乗り遅れることになるなんて、
神も仏もあったもんじゃない!!!」
と、考える人がいます。

こういう人にとっては、
神はSの気質を持った人だと認識するでしょう。

逆に、
「乗り遅れたのは、一呼吸が大事って神のメッセージだ
その証拠に、目の前の看板がとても美しい!」
と、考える人もいます。

こういう人にとっては、
神は自分を幸せに導く大いなる存在、みたいな認識。

さて、
どっちが真理に近いのでしょう?

神は、自分にとって、
あなたにとって、
いったい、どういった存在なのでしょうか?

実は、
神は、神という機能は、
あなたが設定しています。

機能、というのは、
入力、処理、出力
の3つでできています。

上の例で考えましょう。

電車に乗り遅れた、という事実を、
神に入力すると、
なんらかの処理が神側で行われます。

それから、
結果が出力されます。

この出力が、人によって、
「サイアク!」の場合もあれば、
「ラッキー!」の場合もある。

人によって、神が出力する結果が
まるで違います。

なぜか?

人それぞれ、神が違うから。

これ、
唯一神を信仰されている方には
理解ができないかもしれませんが、
そこは日本人の特権的なところ。

あらゆるものに神が宿ると感じているようで、
八百万の神々を信仰しているわけでもない、
という、とってもゆるいスタンスです。

なので、
自分にとっての都合のいい神様を、
好きなように設定していいことになってます。

八百万ですから、検索すれば、
自分の理想に近いのなんて、
ひとつくらいはヒットします。

「あの人が信じてるのはあの神様だけど、
私が信じるのはこの神様」
みたいなことも全然OK。

もちろん、既存の特定の宗教の神様でもいい。

そういうことにこだわらない。

神がどういう存在であるのか?
その機能も自由に設定できる。

神からも自由。

他の国や民族が、
どれくらい宗教や神の影響を受けているか
知りませんが、こう考えると、
日本人って、精神的に大きな自由を、
生まれながらにして持っていますね。

ありがたいことです。


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