変化しつづけること

 
須賀です。

「コダック」という会社、知ってますか?

世界的に有名な企業なので耳にしたことが
あると思います。

何で有名な会社でしょうか?

そう、写真の「フィルム」ですよね。
今もでしょうか? 違います。

いまどき、写真を撮るのにフィルムを
使うのはこだわりのカメラマンくらい
かもしれません。

実際に、フィルムの事業はデジタルカメラの
普及とともに10年で10分の1にまで売上が
減っていったそうです。

一度経営破綻して上場廃止になりました。
(いまでは再上場しています)

今はどうやら、大型のプリンターが
メインの事業になっているようです。

で、面白いのは、このコダック、デジカメが
普及するずっと前、というか、開発の初期に
「次世代のカメラ」としてその存在を認識して
いたんだそう。

開発者からのプレゼンを受けてたのだったかな?

でも、最初の最初なら当然「画素数」とかが
小さくて、まともに写真として機能してない、
として、大した脅威じゃないと判断したそう。

もし、このとき、「これが普及していく」として
開発者を社内に取り入れて研究開発していたら、
フィルムのフェードアウトに合わせてコダック製の
デジカメをフェードインすることができたのに。

じゃあ、日本の富士フイルムはどうなの?
って気になりますよね。

今でもフィルムを作ってるのでしょうか?
違います。こちらはちゃんと対策したんです。

フィルムで稼げるうちに資金をためておき、
同時に新しい分野の研究開発をしていって、
いまでは新しい事業で成功しています。

どんな事業か?というと、ヘルスケアと化粧品。
これらは好調だそうで、業態のシフトが
うまくいったそうです。

そういう意味では、かつて、エルメスも
大きなシフトを余儀なくされました。

もともとが馬具メーカーだったエルメスは、
馬車の衰退とともにニーズが減っていった。

そこで、革屋としての高い技術力を活かして
「バッグ」などメーカーに転身したのです。

技術革新や環境の変化によって、これまで
やってきたことがまったく通用しない、
求められなくなること、あると思います。

人工知能とロボティクスの波、必ずきます。
それにどう対策するのか、大事です。

自分の仕事には関係ない?と思うかもしれませんが、
それが来たときに新しいチャンスがあったら
乗り換える準備ができているか?も合わせて
考えてみるといいと思います。

僕も必死で考えています。
なかなか「これだ!」というものは
見つかっていませんが…。

ともに探していきましょう!

では、また。

 

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