須賀です。
あなたは、質と量、どちらに
反応するタイプでしょうか?
僕はけっこう質に偏っているタイプ。
どんな人でも、仕事においては、
充分な時間と手間をかけていいものを作りたい、
と考える反面、なるべく手間をかけずに
商品やサービスをたくさん売りたい、と思うもの。
質を重視するか、量を重視するか、
のバランスは人それぞれ違うものです。
質を重視するとき、人は優れた仕事をすることで
高い充実感を得ることができるでしょう。
量を重視するときには、たくさんの利益を得て
達成感や満足感を得ることでしょう。
どちらがいい、悪いではないのです。
どちらも必要なこと。
ただ、どうしても、人はどちらかに偏ります。
しかも、それが極端に偏ることが問題。
質に偏りすぎることで起きる弊害は、
その完成度にこだわるあまり、
周囲との人間関係や生活のための収入が
後回しになってしまうことです。
芸術家が、その創作にこだわるあまり、
自ら貧困になっていくような感じ。
逆に、量にこだわることで起きる問題は、
利益にのみフォーカスすることで、
商品の質がないがしろにされること。
自分が儲かれば良い、という典型的な
銭ゲバ思想になることですよね。
では、質と量は相容れない対極のものなのか?
というと、必ずしもそうではありません。
具体的にどうしたらいいの?
というのが気になると思います。
これは結局のところは個別具体的に考える
必要がありますが、マーケティングの基本に
帰って考えると、答えが見えてくるでしょう。
それは、
「欲しがっている人に売れ」
ということ。
特に必要としていない人にまで、
手練手管を駆使して売り込もうとするのではなく、
「こういうのありますけど、欲しいですか?」
と投げかけて、欲しい人だけ買えばいいのです。
欲しい、と思っている人であれば、質もまた
キチンと要求するものであり、それに応えようと
するのが本来の売り手のスタンスでもあります。
「これがトレンドで売れそうだから、まず売ろう」
という発想で商品をあとから作るやり方もある。
でも、このビジネスモデルも一長一短ある。
買い手が満足しなければ返金すればOK、
という考え方も短絡的にすぎます。
ただ、いきなり高品質のものが作れるはずはなく、
最初は量に頼らざるをえないことも確か。
まずはたくさんの注文を得ることに注力し、
あとから質を高めていくのも自然な流れです。
量をこなさないと質はあがらないので。
つまり、質と量とは対極ではないのです。
質を高めるために量が必要であり、
量を大きくするために質が必要になる、
その循環を作り出すこと。
だとしたら、どちらが先か?
これはシンプルです。
現時点での最高品質を大量に作り続けること。
ま、とにかくやるしかないってことですね。
では、また。
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