あなたは、あなたのことを好きになってくれる人がどんな人か?
なんとなくでも把握しているでしょうか?
これ、恋愛でもビジネスでも同じことが言えます。
昨日、井口さんのパワーノマドアカデミー合宿のサポートをしていて、
その内容から、そんなことをあらためて感じました。
午前中は、それぞれの参加者の方々の、ビジネス上の悩みに対して、
井口さんがアドバイスをしていたんですね。
その中に、ポジショニングについての悩みがありました。
ポジショニング、つまりは、
自分がどの立場からお客さんとなる人々に価値を提供するのか?
という話ですね。
ポイントは、
自分がどんな価値を与えられるのか?
ということ。
と、同時に、
他の同業他社がやっていない、まだ選ばれていないポジションを、
よく見て探す必要もあります。
なので、
ポジショニングを決めるときには、
他の同業他社がどこにポジションを取っているのか?
空いているポジションはどこか?
その空いているポジションを自分が占めることができないか?
そういう思考がポイントだと。
なんとなくわかりますね。
それを見つけたら、とにかくやってみる。
なんか違うと思ったとしたら、また探しなおす。
その繰り返しだというわけです。
で、午後は、リレーションシップについてのお話。
リレーションシップって、人間関係全般ではなく、
ここでは男女関係です。
人生の質、クオリティ・オブ・ライフ、真の豊かさ、
そんな言葉で表現されるやつを満たすには、
ビジネスでの成功だけでなく、
充実した男女関係も必要だよね、という前提。
ま、そうですよね。
ヒトという生物として生まれたからには、
本能的に遺伝子を次の世代に残したいと思うわけで、
そのためには特定の相手が必要で、
その相手と良好な関係を築き、維持すること。
これが重要なわけです。
ただ、これは、
多くの人にとって、
大きな大きな大きな<難題>です。
先日の「純潔主婦」の方のような事例は、
実際のところはかなり稀なものだと、
多くの方が思うでしょう。
なぜ稀だと思うのか?と言えば、
それが自分にはなかなか手に入らない現実だから。
いつも、いつまでもラブラブの状況が、ですね。
だけど、
純潔主婦の方のように、それを現実にしている人はいる、
ということは、
決して不可能なことではないはず。
じゃあ、どうしたらいいのか?
これ、まずは、
誰を、どんな基準で選ぶのか?
かつ、
その人に自分が選ばれるか?
ここのマッチングが必要ですよね?
極端な話、
この最初のマッチングがうまくいけば、
関係を良好なものにしていくための「努力」なんてものが、
お互いに必要ない。
それで思い出したのが、TEDのこのスピーチ
『私がオンラインデートを攻略した方法』
これはこれで、ひとつの方法ですよね。
このTEDの方法もそうですが、
恋愛でも、前半に書いた、
ポジショニングとターゲット
の話が活用できると思うんです。
っていうか、基本は同じなんでしょう。
多くの場合は、
恋愛では「自分が好きになった人」に対してアプローチして、
相手からも好きになってもらう、
そういう順番です。
でも、ビジネスでは逆ですね。
自分に興味がある、気になる、好きだ、ファンだ、
と思ってもらうような戦略を立てて、
価値を提供して、商品やサービスを販売する。
恋愛では、自分が相手を好きになるのが先で、
ビジネスでは、相手に自分を好きになってもらうのが先。
そこで思うのは、
恋愛でも、このビジネスの順番で考えるということ。
もちろん、自分が好きになれないような人から言い寄られても大変。
だから、自分がなんとなく気になる人がいたとしたら、
その相手に対して、自分の存在を示してみる。
ただし、それは相手に気に入られようとするのではなく、
「自分ってこういう人なんです」
というアピール。
それを相手が見て、感じて、自分のことを気にしてくれるようなら、
その後の可能性があると。
要は、
選ぶ、選ばれる段階では、
相手によく見られようという、いわゆる努力を、
あまりしない。
その努力が大変なものであればあるほど、長続きしないんだから。
そのあと、
恋人同士になって、さらには結婚して、
相手との関係を良い状態で維持していきたいと思ったときに、
自分が男性として、女性として、
相手にとって魅力的な存在であるように、
一定の努力をしていく。
また、良好な人間関係であるように、
必要なことをちゃんとやっていく。
うまくまとまりませんが、
そういうことなんじゃないかなと、
思うんです。
恋愛関係、夫婦関係でミスマッチが起きるのは、
たまたま手近なところで出会って、なんとなく意気投合して、
流れでつき合うようになって、勢いで結婚して、
というような、
そういう、なんとなく、が原因じゃないのかなと。
だとしたら、
恋愛でも、ポジショニングとターゲットを意識して、
選ぶ、選ばれる
という視点があると、
変化が出るように思います。
どなたか、
実験してみてください。
で、結果を教えてください!(笑)
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Mail from Yamato Suga
2014/05/25
発行者:須賀和
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