身体とつながる感覚

 
須賀です。
 
断食合宿の詳細ですね。
 
そもそも、なぜ断食するのか?というと、
次の季節を迎えるために、身体をいったん
リセットするみたいな感じです。
 
お腹を休めて、クリーンな状態にして、
次の季節をすごすのに必要な栄養素を
身体に吸収しやすくする、という。
 
なので、年4回の土用の前に、節目として
やってみるのがいいのですね。
 
そういったことも含めて、陰陽五行をもとに
合宿を構成してナビゲートしてくださるのが
冨田貴史さん。
https://www.facebook.com/takafumitomita1320
 
僕の印象としては、食や暮らし方を探求する
研究者のような側面と、それを咀嚼して人に
伝える表現者の両面を併せ持った稀有な方で、
幅広さと深さと明晰さに驚きます。
 
断食、という非日常を体験する上での不安を
取り除いて安心安全な空間を提供してくれる、
これ以上ないファシリテーターでした。
 
合宿の場所は長野県、伊那谷に位置する
高遠(たかとお)にある民泊「よしよし」さん
https://takatooyoshiyoshi.wixsite.com/home?fbclid=IwAR2jWAE0-Xp6QLkYOAW6MNKWcH9X_otrj_SdZ95vNGh7zQSp6RwEJsPpUCg
昭和中期くらい?の古民家です。
 
ゼロ磁場として有名な「分杭峠」にほど近く、
気もいい感じ。
 
普段は自然とのつながりをテーマとしたような
イベントも開催されていたりもしますし、
特にオススメはお食事。
 
地元で取れた季節の野菜を中心とした
栄養豊富な品々、お箸止まりません。
断食の前後にでも宿泊体験してください。
 
 
で、断食の詳細。
 
スタートは13時30分。
最初はオリエンテーションから。
2日間の合宿の全体像と進行を共有して
終わりまでのイメージと心がまえを作る。
 
このオリエンテーションって実はすごく
大事なことで、セミナーとか合宿でも、
なにがどういう順番で進行するか?が事前に
わかっていると参加者の不安感はぐっと
下がります。
 
オリエンのあとは「チェックイン」といって、
参加者それぞれのその時点での心境や身体の
状態をシェアします。
 
そうすることで、自分自身の状態を見つめて
言語化して認識すると同時に、講師や他の
参加者と、自分の予備知識を共有できる。
 
不安に感じている参加者が多いな、と講師が
感じれば、進行をより丁寧にしようとか、
心がけができるってわけですよね。
 
 
この次が断食と梅湯流しについての解説。
こういう流れでやるからこういう効果がある、
って感じ。内容は前回の記事を思い出してください。


 
特に、梅湯が大腸の絨毛の間の汚れも
こそぎ取ってくれるので、特にキレイに
なるのだそう。
 
で、2日間ですが、断食と言っても完全に
水だけ、というわけではなく、番茶と梅干し、
玄米甘酒は好きに飲んでいいので、実際には
そんなに空腹はキツくありません。
 
解説のあとは「ニーズ散歩」の時間。
二人一組になって、ニーズに関するキーワードを
質問しながら散歩するのです。
 
ニーズについては長くなるので省略しますが、
この散歩が重要で、身体を動かして体力を
少し消耗させるのですね。
 
すると、普段は体力でカバーされている、
というか蓋をされている心性や霊性が表に
浮かんできやすくなるんだとか。
 
この状態で自分の考えていることなどを
質問してもらうことで、自分ではあまりよく
見えていなかった自分自身の一部も見える。
 
そんな感じです。
 
散歩のあとは近くのホテルで日帰り入浴。
身体をゆっくり温めて緩めます。
 
身体が緩んだら、ヨガの時間。
ダイナミックなポーズを次々と作っていく
普通のヨガと違い、ここでやるのは
「陰ヨガ」という、静的なもの。
 
じーっとひとつの姿勢を続けることで、
身体の中にある心地よさと心地悪さの共存を
感じ、ときどきに浮かぶ感情を味わうことも
目的になっています。
 
1日目の最後は「お灸」です。
基本のツボと自分の気になるツボにお灸して、
身体の気の流れを整えて、寝ます。
 
 
2日目は8時30分にスタート。
 
チェックインからです。
自分の心と身体の状態を見つめて、
言語化してシェアする。
 
簡単な体操をして身体をほぐしたあとに、
「生姜湿布」でお腹を温めて、梅湯流しの
効果を最大化していきます。
 
生姜湿布でなにするか?というと、
タオルに生姜湯を浸したものを、
お腹に乗せて温めるわけですね。
 
我慢できる限界の熱さのタオルです。
20分くらい温めつづけるのですが、
熱くて温かくて気持ちいいです。
 
生姜の成分も肌から浸透するそう。
終わったときにはお腹が真っ赤になります。
 
 
生姜湿布が終わったら、梅湯流しです。
 
前回もご紹介しましたが、
梅を溶いたお湯をガブガブ飲みながら、
季節の生野菜をボリボリと無心で食べて、
腸の中身をごっそりと流します。
 
断食のあとなので、野菜の味がおそらく
3倍くらい濃く感じられることでしょう。
 
シンプルに、食べ物に感謝できます。
 
「野菜って、美味しいんだな…」
みたいな感じで、普段は感じられない
奥深い味わいを得られます。
 
「さっき食べたものが出てる」状態に
なったら、冨田さん特性の「チャイ」に
移ります。
 
三年番茶を豆乳で淹れ、カルダモンや
シナモンなどのスパイスで煮出す。
 
と、同時にフルーツを食べて、身体に
断食&腸内洗浄が終わったことを教える。
 
 
ここまでが、一連の流れです。
参加者の全員がチャイを飲んで、
一息ついたところで終了です。
 
 
どうでしょう?
 
半断食&腸内洗浄、キツそうでしょうか?
 
人によってはそうかもしれませんが、
やってみたら、かなりのスッキリ感あります。
 
僕は毎日お酒を飲む人なので、
それができないのがストレスではあったのですが、
スッキリ感と天秤にかけると、
スッキリの方を選択しますかね。
 
甘い物中毒の人も苦しいかもしれませんが、
やってみる価値はあると思います。
 
リセットする感じを味わってみると、
口に入れるものに気をつけることの
意味がわかるでしょう。
 
 
ぜひ、体験してください。
次回、夏の土用に向けての詳細は、
またお知らせします。
 
日程は7月13・14日です。
 
 
では、また。
  

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