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Mail from Yamato Suga
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須賀です。
あなたは、自分の当たり前が通じない相手に対して、どんな伝え方をするでしょうか？
よく男には女心がわからない、なんてことを言われます。
僕もわかりません。
これ、なぜかというと、女性の側が男性に「ちゃんと伝えたい」という意志がほぼないことが原因です。
（ま、私見ですが…）
ちょっとした言葉や仕草で私の考えていることをわかってほしい。
それでわからないってことは、普段、私が言っていること、やっていることをまったく聞いて、見ていないんだ。
ってことは、この人は私のことを愛していない…。
みたいな感じ？
それはそれでいいのかもしれませんが、具体的に言ったほうが、内容はよく伝わります。
当然ですね。
で、昨日、僕は「どうやったら伝わるか」ということに脳をフル回転させていました。
おととい、「iPhoneで普段の活動の様子を動画に収めて、YouTubeにアップしてFacebookでシェアしたいので、その方法を教えてほしい」というご依頼をされた70歳のおばあちゃまから、予想通りお電話をいただきました。
「今日また動画を撮影して、YouTubeにアップするところまではできたけど、Facebookのシェアができない」
とのこと。
iPhoneひとつでそこまでを完結できるように、と考えてやり方をお伝えしていたのですが、その途中の部分が抜けていたというか、サラッと流しすぎていたようです。
僕はまず、
「iPhoneでSafariを開いたら、YouTubeの画面になるはずなので（昨日そこで終わっているので）、まずSafariを開いてください」 とお伝えします。
すると、おばあちゃまは、
「Safari？ それ、なんですか？」
と。
？？？？？
やっちまった感がMAXになりました。
「そこからですか？」と思ったわけです。
真っ白になった頭を再起動して、「青いコンパスの絵のやつです」とか言いながらなんとかSafariを開いてもらいました。
「開いたら、左上の三本線を押して、アップロード済ってのを押してください」
と言っても、それがうまくいってない様子。
よくよく聞いてみると、表示されていたのはFacebookのページ。
「三本線を押すとニュースフィードとか出てきます」
とおっしゃってましたから、間違いありません。
（そうだとわかるまでに数分かかっています）
そう、最後にFacebookのシェアで終わっているので、いきなりYouTubeは開かないのです。
というわけで、右上の検索窓でYouTubeを検索して開いてもらい、ご自身でアップロードした動画を表示してFacebookにシェア、と言う流れを電話でやっていました。
ここまで、さらっと文章で書いていますが、この途中、脳はフル回転しているんですよ。
どうやって伝えたらこちらの意図がわかるだろうか？
と、必死に考えています。
こちらが最低限これくらいはわかるだろう、と想定している内容が、共有されていない状態なんですね。
そうすると、こちらにとっては予想外の質問がきて焦る。
こちらの当然が、相手にとってはまったく当然でない。
こういうこと、たまにありますよね。
女心でも、iPhoneの使い方でも、結局は一緒。
相手にどうしてほしいのかを、これ以上ないくらい具体的に伝えるしかありません。
だって、相手は共通言語を持っていないんですから。
あなたが使っている言語を相手が知らない、ということは、相手がバカだからではありません。
単純に、これまでに使ってきた言語が違う、ということ。
なので、それに気づいたら、相手の立場に立って、相手の思考と行動をイメージして、具体的に方法を伝える以外にない。
「なんかこの人、話が噛み合わないな…」
と思ったら、共通言語を疑ってみることもひとつでしょう。
共通言語があるのに噛み合わないのは、相性が悪いからです。
その人と一緒にいる時間はあまり意味がないかもしれませんね。
そういうのが好きだっていう場合は別として。
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