表面的な欲しいものと本当に欲しいもの

あなたがいま、猛烈に欲しいものはなんでしょう?

別荘でしょうか?
ポルシェでしょうか?
彼氏、彼女でしょうか?
最新の家電でしょうか?
健康でしょうか?
現金でしょうか?

よくあるワークで、
「欲しいものを100個書き出しましょう!」
ってありますよね?

やったことがある方ならわかると思いますが、
100個って、意外と書けないもんです。

たしか、
ほとんどの人は30個くらいでいったん止まり、
そこから粘って70個くらいまでいき、
最後の30個は捻りだすって感じになる。
(数字はうろ覚えなので、こんな感覚ってことで)

これ、書きだしたことがない場合は、
ぜひやってみて欲しいのですが、
書きだしたことがある場合でも、
それを振り返って、
考えてみてほしいんです。

それ、
本当に欲しいものなの?
って。

どうでしょう?

最初に例でポルシェって書きましたけど、
これは僕が欲しいモノなんですよ。

ポルシェの助手席には乗ったことがあっても、
運転したことはないし、
所有したことも、もちろん、ない。

で、
たまに、ふと、
「このまま死んでも後悔しないんじゃないか?」
と考えることがあったときに、
「でも、ポルシェオーナーにならずに死ぬのってヤだな」
って思うんです。

じゃあ、
なぜそこでポルシェが出てくるのか?

その理由を考えてみると、
きっと、僕にとっての自己実現の象徴が、
ポルシェなんです。
(なぜポルシェなのかはわからないけど)

つまり、
僕は表面的にはポルシェが欲しいと思っているんだけど、
本当に欲しいと思っているのは、
自己実現なわけです。

他にも、
欲しいものとして、世界各国の美術館とか建築とか、
そういうのを観たいってのがあるんですけど、
それらも、結局は自由を象徴しているもの。

なにかのキッカケで寄ることができて、
チラッと観られたら嬉しいってことじゃない。

なにが言いたいのか?

そう。
欲しいモノっていうのは、
あくまでも表面的なものであって、
実際に、本当にあなたが欲しいものは、
それを手にすることで得られる、
もしくは、そのモノが象徴している、
感情
なんですよね。

だから、
「社会貢献を使命として生きます!」
っていうのも、
それをすることで得られる感情が欲しいわけですね。

いいとか悪いとかいう話ではなく。

別に、誰かを下げようとかいう意図はありません。

なんでこんな話をしているのか?
というと、
この前提を理解していると、
目の前の人の話を、より深く聞けるようになるんです。

相手が、
「こうしたい、こうなったらいい、これが欲しい」
とか言っているとき、また、
「あれがない、あれができない」
とか言っているときに、
相手が本当に求めている感情を探って、
満たしたいニーズ、欲求を見極められるようになる。

だから、
表面的な問題を解決しようとするのではなく、
本当の問題、欲求、ニーズを満たすための、
ちょっと踏み込んだ聞き方ができるようになるんです。

もちろん、
僕もそれがまだまだうまくできるほうではありませんが、
意識はするようにしています。

きっと、
徐々にうまくなっていくでしょう。

なので、
あなたも、誰かの話を聞くときには、
本当に欲しいもの、欲求、ニーズはなにか?
を意識してみてください。

そうすることで、
聞き方、提案のしかたが変わっていきますよ。

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Mail from Yamato Suga
2015/03/27
発行者:須賀和

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