センス・オブ・ワンダー

 
須賀です。

子どもの心、持ってますか?
僕はかなり失っていそうです。

昨日ご紹介した吉村先生なのですが、
淡路島に移住して「フィールド」を
運営しようとされています。

なにをするところか?というと、
子育て支援なのですが、やり方が
かなり変わっています。

どんな方法か?というと、
「自然の中でほっておく」だけ。

もっと正確に言うと、自然の中で
好きなようにさせてあげて、大人は
危険が及ばないようにだけ見守る、
なのだそうです。

子どもたちに何も与えなくても、
彼らは自然の中で不思議を見つけ、
興味関心のままに行動していく。

なにか気になったこと、知りたいことが
あれば、大人に聞いたり、一緒に
調べてあげたり、調べ方を教えたり。

自然の中からはじまって、いろんなことに
関心が自主的に向くようになるそう。

そうして「夢中になる」フローの状態が
子どもの脳の発達にとても重要だと
吉村先生はおっしゃっていました。

たしかに、子どものときって、道端に咲く
花をみるだけで、キレイと感じるだけでなく
「どうしてこういう形をしているんだろう」
など不思議に思ったものです。

なぜ食虫植物が虫の存在を知ったのか?
とか、なぜ食べようと思ったのか?
なぜなのでしょうかね?

この美しいもの、未知なもの、神秘的なものに
目を見はる感性のことを
「センス・オブ・ワンダー」と呼びます。

『沈黙の春』で有名なレイチェル・カーソンの
同名の薄い本がありますので、ぜひ見てみて
もらいたいと思います。

小さな甥との思い出がつづられています。
『センス・オブ・ワンダー』
https://amzn.to/2maYnkK

ここにも吉村先生の考え方と同じことが
書かれてたりしますので、一節をご紹介しましょう。

・・・・・
寝る時間がおそくなるからとか、
服がぬれて着替えをしなければならないからとか、
じゅうたんを泥んこにするからといった理由で、
ふつうの親たちが子どもから取りあげてしまう楽しみを、
わたしたち家族はみなロジャーにゆるしていましたし、
ともに分かち合っていました。
(中略)
このようにして、毎年、毎年、幼い心にやきつけられてゆく
すばらしい光景の記憶は、彼が失った睡眠時間をおぎなって
あまりあるはるかにたいせつな影響を、彼の人間性に
あたえているはずだとわたしたちは感じていました。
・・・・・

言われてみればそうですよね。

子どもの感性ってそのときにしか発動しない
部分もあるでしょうから、その瞬間に制限を
しないで良い意味でほっといてあげること、
大事なのではないかと思います。

大人になったら、好き好んで泥んこになったりは
しないものです。

でも、だからこそ、本当は大人にも大切な
ことなのかもしれない。

というわけで、僕は来週、久しぶりに海に
行きます。(母校の臨海学校のお手伝い)

大自然を体感してきます。

吉村先生のセミナーは、おそらく、まだ
募集中です。気になっている方はぜひ!

「子どもは10歳まで教育するな!」
http://geniuskids.jp/lp/soudankai/

では、また。

 

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