あなたのやろうとしていることには、ストーリーがあるでしょうか?
僕は昨日、滋賀へと向かう新幹線の中で、ある本を読んでいました。
これ↓
『ストーリーとしての競争戦略』 http://amzn.to/1m1rxtS
以前から読んでいた本で、
途中で読むのが止まっちゃっていたんですけど、
戦略に関してはちゃんと理解しておきたいということで、
新幹線の時間を利用して再開しました。
昨日読んでいたのは後半の章で、
中古車買取の「ガリバー」が、どのような戦略を持って
展開しているのか?
についてが解説されている部分。
中古車、と聞いたら、
普通は中古車「販売」ですよね?
でも、「ガリバー」は、
中古車「買取専門」の会社。
なぜ「ガリバー」が他の多くのところと違って、
「買取専門」で展開しているのか?
そこにはちゃんと戦略があるんですね。
で、その戦略というのは、
一連のストーリーになっている。
ざっくり説明すると、
中古車販売店につきものの「在庫」の処理の仕方、
これが「ガリバー」では根本的に違うんだ、
ということ。
消費者から中古車を買い取って、
それをまた別の消費者へ販売するまでの、
在庫の保持期間や保管場所、そういったものが、
ほとんどなくなるような、
中古車業界の新たなストーリーを考えて、
それを実践している。
だから、突出した存在になっている。
そういうお話なんです。
もちろん、本を読んでいただければわかりますが、
これを可能にする、その戦略を強化する、他から真似されない、
そういう打ち手もいろいろあります。
では、そこで、
あなたのやろうとしていることについては、
ストーリーがあるでしょうか?
戦略にストーリーがある、ということは、
いまいる地点からゴール(目標)に向かっていく間に、
様々な打ち手、ポイントがあって、
それぞれが論理的につながっているということ。
もっとわかりやすく言えば、
あれをして、これをして、それもして、さらにこうすると、
ゴールに辿りつく。
という話の流れが自然で、無理がない(現実的)。
その中に、
「こうなったらいいな」という希望的な観測があったり、
イチかバチかのギャンブル的な要素があったり、
そういうことがない。
Aの次はBで、Bの次はCで、Cの次はDで、
最終的にゴールにいたる。
このAからB、BからC、CからDへのつながりが、
「そりゃそうだよね」
と、納得できるものかどうか、が、重要。
ここでは、話が飛躍しちゃったらダメ。
シンプルに納得できる。
もちろん、
場合によっては、
イチかバチかの賭けも必要でしょうし、
どうやったらいいのかわからないけどチャレンジすることもあるでしょうし、
考えずにとにかくやってみるほうがいいこともあるでしょうし、
いろんなパターンがあると思います。
でも、ただ闇雲にスタートを切るよりは、
ざっくりとしたアウトラインでもいいから、
無理のないストーリーを考えてみていいでしょう。
ストーリーのどこかに飛躍や無理があったら、
それは現実にするのがかなり大変だということ。
そこもちゃんとつながるように、
補足が必要です。
ちなみにですが、
ここで言う飛躍は、
飛躍的なイメージ、アイデアというときのものとは違います。
飛躍的なイメージ、アイデアは、
「これまで考えつかなかったけど、それいいね!」
というような、言わば盲点をつくみたいなこと。
ストーリーに飛躍があるということは、
「ここの部分は、実際にはどうしていいかわからない」
を意味します。
考えてみましょう。
ゴールに辿りつくための、
論理的なストーリーを。
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Mail from Yamato Suga
2014/05/24
発行者:須賀和
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