あなたは、どんなときにストレスを感じるでしょう?
答えは決まっています。
これです。
コントロールできないことを、
どうにかコントロールしようとして、
うまくできないとき。
人類の抱える最大のストレスは、
ここから生じています。
「いー!」とか、
「きー!」とか、
「ぎゃー!」とか、
「がー!」とか、
いろんなところで言っている人がいますが、
ハッキリ言って、
見苦しいです。
品格、品性、人格を疑います。
僕が特に嫌いなのは、
レストランとかのサービス施設で、
あーだこーだとゴネる人。
どういうことか?
を説明する気にもなりません。
ゴチャゴチャとクレームをつける人間は、
クレーム対応の経験がないんでしょうけどね。
ムダなクレームは、
言う側も言われる側も、
時間とエネルギーを奪われます。
言う側になりそうなら、
言うだけ言って済ませましょう。
言われる側なら、
さっさと返金してしまいましょう。
「二度と来ないでください」
という言葉を添えてね。
ここに時間とエネルギーをかけることは、
浪費以外のなにものでもありません。
お互いにね。
ときに交渉になる場合があるかもしれませんが、
「さっさと終わらせる」
ことを最優先にしたほうがいいですね。
話を発展させると、
離婚調停なんかも同じケースになりますが、
あーだこーだで長引けば長引くほど、
双方の弁護士が得をするだけ。
くだらない話は、ちゃちゃっとケリをつけたほうが、
お互いにとって得でしょう。
で、
コントロールの話です。
基本はいつも同じです。
過去と他人は変えられない。
他人は変えられないのです。
コントロールしようとしても、
期待通りの結果は得られません。
たとえそれが、あなたの子供であったとしても。
あなた以外の誰かは、
あなたの思い通りに、
ロボットのごとくに、
動いてはくれないのです。
こう書いてみると、
当たり前のように感じるかもしれません。
でも、
現実では、
誰かを自分の思い通りにコントロールしようと、
コントロールできると勘違いして、
行動していることがあります。
これだけはできません。
絶対にできないのです。
相手が誰であれ、
あなたの思い通りにコントロールすることは、
不可能です。
あなたを誰かが完全にコントロールできないのと同じように、
あなたも誰かをコントロールすることは、できません。
心理学を勉強しても、認知科学を極めても、
脳科学にどれだけ精通しようとも、
誰かをコントロールすることはできない。
コントロールしようと試みること自体が、
愚かだと思い込んでください。
あなたが正しいと思うことを、
相手に押しつけて変えようとすることは、
愚かな人間のすることだと、
わかってください。
あなたは、あなたです。
相手は、相手です。
この前提を受け入れてください。
絶対に、相手をあなたの都合で変えられない。
これがわかったときに、
あなたは重要なことに気づくはずです。
そう。
あなた自身をコントロールできる人は、
あなた以外には存在しません。
あなたがコントロールできるのは、
あなたしかいないのです。
他の誰かをコントロールすることもできず、
他の誰からもコントロールされることはない。
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Mail from Yamato Suga
2015/01/10
発行者:須賀和
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