人はどう「つながる」のか?

須賀です。

緊急事態宣言も出て、
家にいることが増えることで、
「オンラインでつながる」ことが
増えてきているようです。

この流れで「オンライン講座」的な
コミュニティが、いままでよりも
注目されるようになるでしょうね。

これまで主催してきた方は参加者が
増えていく可能性がある。

さらに、これからコミュニティを
構築しようとする人も増えるでしょう。

ここで気になるのは、
コミュニティって、どう構築して、
どう拡げていったらいいいか?
ってことだと思います。

人間の最小のコミュニティは
「家族」ですよね。

父、母、子の構成です。

ということは、コミュニティを
新しく作ろうと思ったときに、
最初に必要なスタンスは、まず、
子に対する父と母のもの。

父性と母性で子である参加者に
教えを提供していくというような。

ひとりひとりに対して愛を持って
接して、育てていくこと。

次の段階。

子が増えていったら、というか、
家族の集まりが増えていくと、
まとめる人が必要になります。

原住民族とかを参考にすると
わかりますが、「長老」的な
教えを授ける存在がいます。

シャーマンの場合もあるので、
この段階を「呪術的」という
表現で言うようです。

いわゆる、いろんなオンラインの
コミュニティは、呪術的な集まり。

教えを授ける存在になることで、
信者を集めていくわけですね。

いろんなジャンルがありますよ。

あえてどういったものとは言いませんが、
「こういうときにはコレをしたほうがいい」
と伝えれば、信者はそれに付き従う、
という構図ができあがります。

これはこれでいいんです。

迷って、悩んで、どうしたらいいか?
わからない人のための救いになる。

「まず、これをしたらいい」
という指針があるだけでも、
いくばくかの安心感が得られる。

僕は思うのです。

こんな不透明なご時世、
「自分の頭で考えよう」
と言われても、できない人が多い。
(って印象が強い)

できない人を作ってきたシステムが
あるわけなんで、仕方がない。

なら、どんな方法であれ、
自分で考えられない人に少しでも
安心させられる方法があるのなら、
提供してあげたらいいんじゃない?

そう思うところもあるのです。

長期的にはイマイチだけど、
短期的には効果のある方法でも
いいのかもしれない。

とりあえず「今」を乗り切れれば。

状況が落ち着いたら、
「短期的な方法はこうだったけど、
 長い目で見たらもっとこうして」
って伝え直してもいいのですね。

なので、
人はどう「つながる」のか?
については、

まずは短期的なニーズを満たす方法を
教えてあげることなんでしょうね。

そこから時間をかけて本質を伝える。

原初の人の姿を思い浮かべて、
今日のご飯を与えて、
明日のご飯の作り方を教えて、
来週の食材の調達を教えて、
来月の食材の計画を教える。

そんなイメージでしょうか。

人は、いま、すぐ、どうにかしたい!
のために行動を起こすとしたら、
それを満たしてあげることが、
つながりの出発点になるでしょう。

そこから持続的な関係に育てるとき、
より長期的な視点を教育していく。

子育ての話にも似てるかもしれませんが、
大人も結局は同じなんじゃないかな?と
思います。

とりあえず、
コミュニティの形成は「呪術的」段階が
スタートだってことです。

次の段階の話は、また今度。

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