自分の中のいろんな自分。

 
須賀です。

あなたって、どんな人ですか?

そう聞かれると、どんなイメージが浮かぶでしょうか?

やさしい
明るい
おだやか
クール
ノリがいい
いつも笑顔
静か
ちょっとネクラ
いつも元気
うつっぽい
がんばり屋
なまけ者
勉強熱心
・・・

などなど、いろいろ出てくると思います。

では、あなたはどういう人ではないでしょうか?

そう聞かれるとどうですか?

先にやさしいとイメージしたとしたら、
反対に冷たくないとか考えませんか?

本当でしょうか?

あなたは日々、おおむねやさしいかもしれませんが、
シチュエーションによって、相手によっては、
とても冷たい人になってしまうことありませんか?

親切な人にも意地悪な面があります。
真面目な人でもダラダラすることはあるし、
おだやかな人が激昂することだってある。

実際にはいろんな顔を持った自分が自分の中に
存在しているということです。

じゃあ、どれが本当の自分なのでしょうか?

「私は○○な人」と、固定できる一面があるとしたら、
ちょっと危険です。

心理学の用語で「同一化」と呼ぶそうなのですが、
自分の中の一面だけを自分と固定してしまうと、
そうでないときの自分を否定するようになり、
調和がうまくとれなくなってしまいます。

「自分は本当はこういう人のはずなのに、
 こんな態度を取っているなんておかしい…」
みたいになっちゃうってことですね。

実は、あなた自身とというのは、本来は、
いろんな顔を見せている自分を指揮している
オーケストラの指揮者と考えるといいそう。

時と場合によって、やさしい自分を出したり、
冷たい自分を出したり、無関心な自分を出したり、
いろいろと使い分けているのです。

表面の自分の奥に、感情や思い込みから解放された
もっとフラットな自分がいるわけ。

なんとなくこの感覚、つかめますかね?

すると、自分をうまく使いこなす感覚も出て、
自由な感じになってくる。

同時に周りの人も同様なわけで、いまこの瞬間に
見せているその人の態度や表情はあくまでも
一時的なものであることもわかります。

それがわかると、人との関係ももっとゆるく
円滑になっていくと思いませんか?

ちょっと意識してみてください。

では、また。

 

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