競争してはならない。

 
須賀です。

ビジネスは勝つか負けるか、だと
考えていますか?

一方ではそういう見方があるかと
思いますが、僕はこのスタンスを
選択していません。

勝つことが目的ではない。

先日、キングコングの西野さんの
講演を聞く機会がありましたが、
彼も似たようなことを話していました。

漫才コンテストに出場したときのこと、
他の9組は最新のトレンドを追った
漫才スタイルのところ、キングコングだけ
違ったスタイルで挑んだそう。

また、現在は絵本作家という肩書に
なっていますが、これも普通の絵本作家とは
一線を画している。

ひとりですべての絵を書くのではなく、
分業制で書くスタイルを取り入れて、
まったく新しい絵本を確立。

販売方法も、書店で売るだけでなく、
原画展を各地で開催して、そのお土産として
買っていってもらう方式を取る。

既存の人たちと真っ向勝負をせず、
新しいスタイルで切り込んで、少し違う、
までの常識を超えるジャンルを作る。

また、シリコンバレーの投資家、
ピーター・ティールさんも同様に、
競争してはならない、と言います。

競争というのはいるお客さんの
奪い合いでしかなく、結局は
価格競争にいくしかないんだと。

そうではなく、新しいジャンルを
作り出して独占しろってことですね。

コーチングとかコンサルで起業しようと
いう人達に対して、
「大きな市場のニッチを狙え」
と言いますが、これに近いのかな?

ピーター・ティールさんのはもっと
スケールが大きい話ではありますが。

どちらにしても、重要なのはどこに
目を向けるべきなのか?ということ。

いま流行っているものをまず把握して、
次に、見込み客の満たされていない
ニーズを発見すること。

そして、そのニーズを満たす商品や
サービスを一気に投入して独占状態を
意図的に作っていく。

で、真似される前に次の市場を
抑えにいく、ということ。

文字にすると簡単なのですが、
実行するのは簡単ではありません。

でも、必ず市場はあります。

視点を広く、高くして、満たされていない
ニーズを発見していきましょう。

では、また。

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