消えゆく小銭。

 
須賀です。

いま、財布にいくら入っていますか?

現金だけでなく、ICカードの残高も含めると
いくらぐらいでしょう?

どちらの金額が大きいですか?

先日の北海道の災害でも少し話題になりました。
そう、キャッシュレスの話です。

停電になって端末が使えなくなると、
キャッシュレスは成り立たなくなる。

だけど、キャッシュレスの気軽さを知ると、
少額の現金決済って一気にめんどくさくなって、
レジの順番待ちでもイライラします。

僕も電車はほぼ100%スイカだし、
コンビニもほぼ100%Edyで決済、
カフェでも端末があればスイカが多い。

しかも、チャージするのもスイカはiPhoneで、
Edyも基本的にはオートチャージなので、
ここでも現金は登場しません。

この2つに変えただけで、ATMで現金を下ろす
機会は半分以下に減っている感覚です。

これが停電になると成り立たない、というのも
なんとも脆弱だな、と感じてしまうところ。

何度かご紹介している合田さん、モザンビークの
無電化村にICカード決済を取り入れているわけですが、
どうやって?と言えば、とても単純な話です。

こういった手軽な太陽光発電の仕組みを用いて
端末に電源を供給しているだけ。
(発電機も使っているけど)

バッテリー
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太陽光パネル
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合わせても7万円くらいで実現する。

店舗で取り入れてもいいでしょうし、
家庭でも備えておくといいかもしれない。
僕も検討しています。
(パソコン使えなくなると困るので)

と、ちょっとキャッシュレスの別の角度のお話。

とある人たち、最近、人々から
「ごめんなさい、お金を持っていないの」
のように言われることが増えたそう。

どんな人たちか?というと、ホームレスです。

人々が小銭を持ち歩かなくなったことで、
施しを受けられない事態になりつつあるそう。

出典はこちらの記事
https://wired.jp/2018/09/09/cashless-society-uk-homeless/

この記事の中では、こうも書かれています。
・・・
英国ではATMが毎月300ずつ姿を消している。かつて銀行支店の閉鎖を食い止めるためにATMが導入された比較的貧しい田舎の地域は、特に影響が大きい。2006年には英国における支払いの62パーセントが現金だったが、今日では現金の支払いは40パーセントにすぎない。2026年には21パーセントまで低下すると予想されている。
・・・

もっと進んでいるのはスウェーデンで、
現金お断りの店も多いのだとか。

現金を扱わないと、防犯上も安心、
というメリットもあるわけですね。

でも、上の記事の中にもあるように、
キャッシュレスが進むと、誰が、いつ、どこで
何を買ったのか?のデータが蓄積されていく
ことにもなります。

プライバシーの問題も絡んでくる。

いいことも悪いことも同時に起こっているのかも。

ちょうどいいバランスを探って、
いろんな角度から対策を考えていく必要が
ありそうですね。

では、また。

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