起業家の覚悟

 
須賀です。

僕も長いことフリーランスで
やっているのですが、先日、
ライターの師匠と話していて、
あることに一緒に気づきました。

なにか?というと、
ある種のストイックさ、みたいな、
そういう感じです。

たとえば、フリーランスなら、
どこかの会社に所属していないので
「通勤」の必要はありません。

これがメリットのひとつでもある。

ですが、あるとき気づきます。

いつも同じカフェに同じ時間に
通っていたりすることに。
まるで「通勤」するかのように。

僕も去年通っていたカフェの店長さんに
「週五くらいで来てくださってますね」
と言われたのですが、「週六ですよ」と
返したくらい。

それが習慣になっているから、
と言えばそうなのですが、
逆に、フリーでも習慣形成ができる、
と解釈することもできるのです。

毎日のように、同じように、
行動をパターン化できる。

その日ごとに変えて良いのに。

あと、ストイックさ、ということでは、
制作物のクオリティにこだわります。

かけた時間に対して報酬額が釣り合う、
というのは最終的には問題じゃない。

自分が納得にいく作品に仕上げて、
先方も満足して受け取ってくれる、
という状態にならなければ、
基本的に終わりはない。

そうなることが、長期的にみると
信用や報酬額の大きさに転換される、
と考えるのですね。

逆に、適当なところで終えてしまうと、
あとあとの依頼がまわってこなくなる。

ただ、時間の制約もあるので、
途中で手放す必要が出る場合も
あります。

それによって信用が下がるとしたら、
きっと、そのジャンルは潮どきですね。

僕もおそらく、ライター業はもう、
よっぽどでないと引き受けないでしょう。

まともな文章を書ける気がしないので。

と、もうひとつ、
タイトルと関係のある「覚悟」の話。

また以前にご紹介したマスターのところへ
うかがったのですが、また面白い
キーワードをいただきました。

「資本主義の逆をいく」
とのこと。

上に書いたことも少し関係しますが、
フリーランス、個人事業主も含めて、
起業家になるということは、やはり、
「普通」をあきらめなければなりません。

以前、僕もお世話になっていた平さんは
サラリーマンの副業は反対派でした。

副業でなく、まず会社を辞めよう、
というタイプだったわけです。

これについても、「普通」の考えなら、
副業でやってみて順調に売上が伸びて、
本業の収入を超えたら副業の方を本業に
変えて専念する、と言われます。

でも、これは再現性の低い理想論です。

起業家にならなければ、
副業側の売上は上がらないので、
本業のサラリーマンを続けてたらダメ、
っていう意味合いもあるわけです。

考え方が根本から違うわけなので。

普通の考え方ですんなりうまく行くなら、
うまくやっている人がもっと多くても
いいはずで、やらないとアホだくらいに
なっていないとおかしい。

で、かのマスターは、資本主義の中で
だけでなく、その外側にも出て考えて、
自分の行動を選択しようと言う。

どっちがいいとか悪いとかではありません。

いろんな視点に立ってみると、
見える世界が変わるってことです。

資本主義の外=共産主義、
ではありません。

どちらかの話ではなく、これまでの仕組みで
良しとされる方法は選ばないということ。

どっちでもない。

普通、常識、当たり前、みたいな一切のもの、
それらに反する必要があるかどうかは別として、
いったん疑ってかかることは重要です。

「これって、本当かな?」
って質問をしてみるといいかもしれません。

みんながいいと思っているものって、
けっこう、誰かに思い込まされている、
なんて危険性も高いでしょ?

義務教育を受けさせるのは親の義務、
って憲法に書いてあるけど、本当か?

学校教育の内容は、本当に子供に
受けさせる価値があるのか?

って考えたら、どうでしょうかね…?

他にもあると思いますが、
いろいろ考えてみるといいでしょう。

では、また。

 

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