須賀です。
「吉田兼好の呪い」って言葉があるんですよ。
家の作りようは夏をむねとすべし
ってやつなんですけど、
つまり、家は夏の暑さに合わせて作れってこと。
夏に涼しい家を作るのが良い、
ということのようで。
この呪いが届いてない北海道では、
冬に寒くない家が作られてます。
でも、北海道並みに寒い本州の寒冷地では呪いが有効のようで、冬の寒さに対応してるとは言えない建物も普通にあるのですねぇ…
もちろん、冬の寒さだけを考えた住宅づくりが難しいのもあるのです。
吉田兼好が言ったのは、暑さだけではなく、
「湿気」が大きなポイントでもあるので。
というか、こっちのほうが重要なのかも。
半年ほど前まで、鎌倉に住んでいるときに実感しました。
鎌倉という土地は海に近く、小高い山もあるのです。
風が抜けようが抜けまいが、梅雨時は特にジメジメしてるというか、じっとりしてる。
実際、クローゼットの衣服にカビがはえました…
引っ越した当初に忠告をもらっていたのも忘れて、というか、「そこまでじゃないでしょー笑」
とタカをくくっていたら、完全にやられたという感じです。
鎌倉はちょっと極端な環境としても、日本で暮らす上では湿気というのはあなどれない要素なわけですね。
でね、この梅雨時、夏場の湿気については、日本全国たいていの場所は気をつけないといかんことなんでしょう。
吉田兼好の忠告は、気温でなく湿度のこと考えとけよ、ということにしときましょう。
でもね、
湿度優先で考えると、寒冷地は困るのです。
シンプルに、冬が寒い。
通気性はわかるんだけど、スキマ風が…
最近の注文住宅とかはそんなことないものが多いでしょうけど、数年前までの家やアパート、マンションは、ものによりけり。
最近のと以前のと、違いがあるんです。
ポイントは2つ。
「断熱」と「気密」です。
断熱は、外の熱が家の中の熱に影響しないようになってるってことで、空調を使ってれば夏は涼しく、冬は温かいまま保てるのですね。
気密は、外の空気が家に入ってこないってことで、夏の熱気、冬の冷気がどこかのスキマから入ってこない状態です。
断熱と気密、この二つが両立されると、基本的には夏は涼しく冬は温かい家が実現される。
ん?
じゃあ、湿気の話はとうなるの?
換気されなかったらいろいろ問題あるんじゃない?
と思いますよね?
それについては、またあとで。
とりあえず、
冬の寒さをしのぐポイントは断熱と気密です。
その中でも、重要なのは「窓」です。
ガラスとサッシから冷気が入ります。
ここの対策してみてください。
フィルムを貼ったりカーテンを変えたり。
ちょっとしたことで変わったりします。
僕はカインズホームので対策してみましたが、
どこまで効果あるかはわかりません。笑
ま、いずれにしても、基本的な理論としてシェアしてみました。
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