須賀です。
最近、人の進化の話に完全にはまって
書かずにいられない感じになっています。
今回のウイルスによって、
また、これまでのテクノロジーの変化も
あって、人々の生活は変わらざるを得ない
状況にあるんだと思うのですね。
ウイルスの話が収束したら、
元の生活様式と同じように戻って
なにごともなかったかのようになるか?
というと、そうではない気がします。
強制的な働き方改革になっていて、
生活の仕方も大きく変わる。
一部では、自給自足的な農業を主体とし
電気をなるべく使わないオフグリッドな
「エコロジカル」な生き方がいいんだ!
という声も聞かれるでしょう。
それはそれでいいと思います。
田舎暮らしがずっとキーワードとして
ありますし、地方再生の機運につながる
可能性もあるならOKだし。
これを機会に、やってみたい人は
やってみればいい。
(なんなら「ウーフ」先を紹介します)
ただ、みんながみんなそうはなれない。
現状として最先端のテクノロジーに
触れてしまった以上は、電気以前の
生活をいまさら受け入れられない、
というのも当然です。
斎藤一人さんは、なんかのときに
「おしりにシャーッとやるのを覚えたら
失ってもまた求めるようになる」
みたいなことをおっしゃってました。
生活水準のレベルが上がったら、
下げられなくなる、というような話。
では、
自然と生きる田舎暮らしか?
便利な都市生活を送るか?
どちらかしかないのか?
というのも違うのです。
どちらも一例でしかない。
選択肢は本来、無数にあるはず。
じゃあ、どんな選択肢がいいのか?
って聞きたくなると思います。
決まったひとつの答えはありませんが
おそらく、そのヒントは
「統合」と「最適化」なんです。
最先端のテクノロジーと過去の智慧、
人々の持っているあらゆる知識やスキル
経験などを統合していって、いまの、
これからの社会に最適化していく。
なんか壮大な事業の感じがしますけど、
今ある世界的なネットワークを使えば
なにかができそうな気がしませんかね?
こういう思考とかちょっとした行動の
全世界的な積み重ねがあれば、人類は
新しい段階に進化していくと思います。
過去にシンプルな事例があったんですよ。
そうとう昔のことなんですけど、
農耕が「鍬(くわ)」から「鋤(すき)」
へとアップグレードしたんです。
鍬(くわ)は力がなくてもテコの原理で
土を耕せますから、女性でも使えます。
妊婦でもOKなわけです。
男性が獣の狩猟に行っている間に
女性が畑を耕して作物を育てる、
みたいなことだったようです。
で、狩猟だけでなく農耕もやると、
食べられるものが増えますよね?
食料の安定供給的な感じで。
そうすると、人口が増えていく。
人が増えてきても大丈夫っていうか。
すると段々、
男性の狩猟と女性の農耕だけでは
みんなを充分に食わせられなくなる。
そこで、鋤(すき)の登場です。
鋤(すき)は牛に引かせて耕します。
なので、力のある男性が農耕を
中心的にするようになる。
農場が大規模になるので、
より多くの作物を育てられるようになり、
食べられる人の数も増えていった、と。
面白いことに、
鍬(くわ)が中心的な道具のときには、
崇拝される偶像の対象は「女性」だった
らしいのですよ。
日本でも、土偶は女性が多いみたいでしょ?
お米を生活の中心に置く日本では、
その最高神(?)的存在の天照大御神も女神。
卑弥呼も女性だったらしい、とか。
影響があるのかもしれません。
ところが、
鋤(すき)が中心的な農耕具になると、
偶像の造形が「男性」に変わるそう。
各種仏像は男性に見えるし。
生きるための「食」の中心を誰が担うか?
で、文化的な中心が変わるわけですね。
そこからさらに歴史の変遷がいろいろありますが、
テクノロジーの変化によって、社会構造の大きな
変化がある、っていう話。
フェミニストの人は、
「男性優位を礼賛するのか!」とか
怒るかもしれませんが、むしろ逆です。
男性優位だった資本主義社会がご破算されて
男性とか女性とか、性差によらない、
フラットな感じになっていくかもしれない。
もしくは、
男性のほうが得意なジャンル
女性のほうが得意なジャンル
多様な性の人が得意なジャンル
みたいに住み分けされるかもしれない。
現状のような、
物理的には閉じられてるけど、
ネットワークはオープンな状況、
では、女性の持つコミュニケーション能力が
優位な気がしてきませんかね?
「リモートワークだと雑談ができなくて
かえってストレスが溜まる」なんて話、
女性的な意見としか考えられないし。
女性的、女性性が高い人、
がエネルギッシュに活躍する、
そういうタイミングな気がします。
なんとなく、そう思うくらいの話ですけど。
男性はどうすればいいか?
女性のサポート役にまわればいい。
あくまでもサポート。
男性的な目線の助言は、たぶんいらない。
主夫への意識改革が必要かもしれません。
ただし、
女性が男性的になる
男性が女性的になる
という単純なことではないとも思います。
この過程はあるかもしれませんが、
また次の最適化があるのかなぁ。
ま、わかりませんけどね。
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