夢から醒めるとき

須賀です。

人生のステージが変わるときって、
夢から醒めて、見える景色が一変するような
そんな感覚になったりしませんか?

きっと、経験したことがあると思います。

おそらく、最初の体験は思春期を通過して
大人になろうとしているときではないかと。

思春期って、反抗期でもあり、基本的には
自己中心的な考え方と行動になりがち。

向こう見ずな超短期的な思考になって、
与えられている衣食住の環境すらも否定して、
全能感すら覚えるような感じもあったり。

人によっては不良、ヤンキーになったり、
趣味の世界に没頭したり、とかく、自分自身に
フォーカスがガッツリと向いている状態。

これは成長と発達の過程でしかたのないこと。
(ホルモンの関係もあるらしいですけどね)

ま、そういうもんだよね、くらいの話。

ここから人は「社会」に出ることになる。

高校で、大学で、会社で、バイト先で、
いろんなパターンがあると思いますが、
どこかのタイミングで、「社会」を
認識するようになるわけです。

そこには、自分がそれまでに触れていた以上に
たくさんの人が関わっていて、もっと大きな
コミュニティのうちの一人だとわかる感じ。

「あ、自分はとても小さな世界に住んでいたんだ」
と思うかどうかは別として、これまでの生活と
そこからの生活には変化が起きるわけです。

この感じ、誰もが通る道。
思い出せる最初の「夢から醒める」感覚。

そう思いませんか?

そして、「社会」の中でみんなとそこそこ仲良く
うまいこと立ち回りながら自分自身の楽しみを
堪能して日々を送っている。

必ずしも平穏ではないかもしれないけど、
だいたいは安心安全な日常の中で生きていける、
みんなそういう生活スタイルかと。

これが、起業しようとかいうエネルギーになると、
また変わりますよね。

フリーランス、個人事業主、経営者の方々は、
それぞれの違いもあるでしょうが、また見え方が
変わらざるをえない。

ここでもまた、夢から醒めるんです。
「あ、社会ってこういう構造だったのか…」
みたいな感じじゃないでしょうか。

ものすごーくザックリ言うと、
「資本主義ってこういうことか」
ってなるわけですよね。

そしたら資本家になったほうがいいじゃん!
って考えるのが自然というか。

で、資本主義経済の仕組みを大きく大きく
見ようとしたときに、また新たなことに気づく。

「あ、このシステムって、うまくないな」って。
また夢から醒めてしまう…人もいます。

でも、たぶん、多くの企業経営者の方々は
この夢からは醒めないかもしれません。

その立場になったことがないのでわかりませんが、
日々のアレコレが忙しいけど、それなりに幸せで
大きな変化を望んでいないんじゃないかな?

話を戻すと、
資本主義経済のシステムに疑問を持つようになると、
より大きな規模で話をするようになってきます。
SDGs的なことですね。

サステナブルとか地球環境とか、そういう話。
気候変動がヤバい、食糧難がヤバい、などなど、
場合によっては陰謀論ガーみたいなのもあって
日々の生活スタイルを変化させていきます。

そういった新しい行動、活動にもまた違和感を
持って、夢から醒める人もいるでしょう。

いずれにしても、
人それぞれ、日々の生活に合った思考と行動を
自身にとって最善と思って選択しています。

だからどう、という話ではないんです。

人によって、見ている夢が違うんだという、
そこの了解があるといいのかな?と。
それだけのことです。

ふと思ったので、書いてみました。

ただ、やはり、
社会がまだまだ大きく変化するこれから、
自分がどんな現実の中にいるのか?を
見つめてみるのはいいのかもしれません。

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