研究者に投資する。

 
須賀です。

また興味深い人を見つけました。

この方:
https://finders.me/articles.php?id=339

リンク先の永田さん、あのユーグレナを
上場させた方なのだそう。

ユーグレナのときに苦労したことを
今の研究者たちもまだ同様に苦労してる、
ってことで、研究者のためのファンドを
やっているとのこと。

投資の姿勢が変わっています。

会社への投資をするなら、普通、リターンは
その会社の株価が上がるとか、金銭的なことが
当たり前でしょ?

でも、ここは違う。

リターンは「社会へのインパクト」だそう。
どれだけ社会に役立つのか?が重要。

インタビュー記事の中にありますが、
「みんながわかる成功しそうで儲かりそうなベンチャーなんて、
 誰かが出資しますから。そういうベンチャーで儲けても僕たちの
 ファンドの存在意義はありません。誰も出資してくれないけれど、
 僕たちがいなければ世に出ないであろうテクノロジーベンチャーに
 投資をするんです」

気持ちいいですよね。

「本来的には価値がある、または価値を発揮できるのに、
 お金や環境のせいで発揮できない人を救いたい」
ともおっしゃっています。

革新的な技術やアイデアがあるのに、お金がないから
スタートできない、拡大できない、こういう現実が
あって、その問題を解消するために投資をする。

それが結局、社会に役に立ち、必要とされるもので
あれば、のちのちマネタイズもできるのでしょう。

また、会社を成長させて売る、という発想もないそう。

一生のつきあいをする、のが基本姿勢。

そしたら、どうやって利益だすの?
と不思議に思いませんか?

それについては触れられていないのですが、
ちょっと情報を追っていきたいところ。

また、投資先についての条件が他にもある。

それが、以下のもの。
・・・
「誰に投資するか」に尽きますね。
 要件はあれど、突き詰めていくと
「前に進む理由が明確にある人」です。
・・・

結局のところは、技術の中身もそうだけど、
人に注目している。

やめない人だから投資する、ということ。
30年かかってもやり切るタイプの人が条件。

この発想って、大事ですよね。

僕もけっこう飽き性なので、耳が痛いところ
あるのですが、30年かかってもやり切る、
としたら、相当な情熱なわけです。

でも、事を成すには、そういう強烈な情熱が
必要なんだなと思わされます。

自分にはそういった対象があるだろうか?

あるとしたら、とても幸せなことですよね。

見つかっていないとしたら、
まだまだ探求が必要です。

もちろん、僕自身も。

では、また。

 

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