須賀です。
「なんか新しいアイデアないの?」
って聞かれること、ありませんか?
僕もたまにあるのですが、アイデアを
出すのはあまり得意な方ではありません。
聞かれたときにパッはなかなか思いつかず、
時間をかけて考えたり、考えるのをやめたり
を繰り返すうちに出てくることがあります。
で、よく知られていることなのですが、
新しいアイデアって、実は存在しません。
新しいアイデアは、ゼロからイチを生み出す
作業ではなく、過去のアイデアとアイデアを
組み合わせたときに生まれると言われます。
例えば、こういうのです。
http://okulab.co.jp/index.php/baluko-mitaka/
この例では、コインランドリーとカフェの組み合わせ。
どちらも単体ではありふれてますが、組み合わせることで
一気に新しさが出ていますよね。
しかも、シンプルな内装デザインでオシャレ感もあり、
若年層をターゲティングしているのがわかります。
家から数分のところにコインランドリーなければ
洗濯物入れてから終わるまでに出たり入ったり
するのもまた面倒ですからカフェで時間を潰せるのは
OKですよね。
そう考えると、スーパーやショッピングセンターに
コインランドリーがあるのも便利ってことになる。
それから、組み合わせ、という意味ではマッチングも
新しいアイデアにつながります。
UberやAirbnbもマッチングですよね?
持ってる人と欲しい人をつなぐビジネスです。
同じように、ヤフオクもメルカリもマッチング。
あと、ムダと思われているものの形や用途を変えて
別の商品にするのも新しいアイデアにつながります。
パッと思いつくところだと、ホタテの貝殻を加工して
農薬の除去や食材の洗浄に使う方法。
廃タイヤを素材にしたバッグのメーカーもありますね。
ということは、です。
まとめると、アイデアの源って、「問題」とか「ムダ」
の中に潜んでいると思いませんか?
必要は発明の母、なんて言われますけど、
問題やムダがあるとき、それを解決する手段として
なにかを追加することで新しいアイデアになる。
100円ショップのアイデア商品とかでも、
主婦の家事の不満から生まれているものが多い。
だとしたら、問題の中には新しいビジネスの種が
隠されていると思っていいわけです。
で、問題を新しいアイデアにしようとするときに
必要なのって、普通の思考での解決法ではなく、
ちょっとズラした、角度のついた思考がいい。
それはどうしたらいいのか?
どうやってズラスのか?
これが案外に簡単ではないのですが、いくつか
方法があります。
そのひとつが「門外漢」に聞くこと。
自分のビジネスのことをまったく知らない人に
「こんな問題あるんだけど、どうしたらいいと思う?」
と聞いてみるんです。
すると、業界の常識にとらわれない新しい発想で
答えてくれることがあるものです。
他にもいろいろ方法があるのですが、
今日はこの辺で。
では、また。
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