須賀です。
あなたは、いわゆる「自己啓発セミナー」に参加したこと、ありますか?
自己啓発もしくは、能力開発ですね。
(個人的には能力開発という呼び方のほうがしっくりきますが)
僕はもちろんあります。
かけたお金は、総額で200万円ぐらいかな?
自己啓発にハマる人に比べたら、金額はかわいいもんでしょう。
自己啓発セミナーって、参加した経験があるとわかると思いますが、
セミナー中、セミナー直後は、
モチベーション、やる気、テンションがMAXに跳ね上がります。
「これまでとはまったく違う、新しい人生を歩みはじめるんだ!」
という強い思いがバッチリ作られている。
で、現実にもどって日常生活を数日送ると、
「やっぱり現実はなにも変わらない…」
ということに直面し、
「高いお金と時間をかけてセミナーに参加したことに、いったいどんな意味があったんだどうか…?」
と、セミナーに参加する前よりもモチベーション、やる気、テンションを失う。
そんな日々を数日送って、
「やっぱりこのままではイカン!」
と思い立って、また別の、もしくは同じ自己啓発セミナーに参加を決断する。
「またセミナーに出れば変われるから…」
そう考えて、セミナーの日までなんとか日常を乗り切る。
そしてまたセミナーを迎えて、モチベーション、やる気、テンションがMAXに!
・・・
以下、ループ
・・・
ってことがあります。
典型的なセミナー依存症です。
ドラッグじゃないんだから…って思いますよね。
あなたは「そんなバカな…」と思うかもしれませんが、
実際にこういう人はいるんですよ。
セミナーを運営する側からしたら、
「いいお客さん」
ってことになる。
いつも買ってくれるわけですから、上得意です。
しかも、熱狂的なファンでもありますから、
周りのお客さんを連れてきてくれたりもする。
素晴らしい、最高だ、愛してる、としか言いようがない。
じゃあ、自己啓発セミナーには出るな!ってことなのか?
と言えば、NOです。
一度は体験してみるべきです。
しかるべき人が開催しているものなら。
もし興味があるなら、4月にアンソニー・ロビンズが来日しますが、
どうせなら、そのアンソニーのDWDっていうセミナーに一度参加してみたらいい。
(僕は参加したことありませんが)
でもたぶん、一度でOKなはず。
日本で「アンソニー・ロビンズから学んだ!」っていうコピーで売っているセミナーに、
時間とお金をかけて行くよりも、オリジナルからみっちり学んだほうがいいんじゃないか?
という気もします。
逆に、日本のそういった方から、アンソニーのエッセンスを学んだなら、
わざわざまた時間とお金をかけてまでオリジナルを受講する必要もないかと。
(なにを隠そう、僕はこのタイプ)
その辺は、それぞれの価値観によるでしょう。
ここからが本題。
エキスパートビジネスをこれから始めよう、という方の中には、
「自己啓発をメインに伝えたい」
と考える方がおられます。
これはやめたほうがいいと思います。
自己啓発セミナー市場は、これから価格競争になっていくだろう、
というのは目に見えています。
というか、すでになっている言える。
自己啓発関連の本はたくさんあるし、
TEDで関連動画は無料で見放題。
「ほとんどタダ」のコンテンツなんです。
言ってみれば、居酒屋やファミレスにある、
「ご飯セット」
と同じ。
ご飯と味噌汁と漬物。
要は、メインの商品ではない。
だから、お客さんに足を運んでもらうためのポイントにならない。
定食屋で、
「うちはご飯と味噌汁が売りです!」
と言っているようなもの。
ご飯と味噌汁が美味しいのは、当然のことなのです。
お客さんが期待しているのは、そこじゃない。
ということは、
あなたがエキスパートとして、ある意味でひとつの定食屋を開きたいなら、
文句のない美味しいご飯セットと、お客さんが求めるメインの料理が必要です。
それは、
トンカツかもしれないし、
ステーキかもしれないし、
フライかもしれないし、
刺身かもしれないし、
煮物かもしれない。
つまり、それは、
マーケティングかもしれないし、
コーチングかもしれないし、
コピーライティングかもしれないし、
健康とか、美容とか、仕事術とか、
そういう類のものかもしれない。
そのメインの料理となる知識やスキルを活かすには、
自己啓発というご飯セットが、
当然のように必要なんだと。
そういうことです。
自己啓発セミナーは、単体で価値のあるものです。
(講師がまともなら)
ポイントは、受講する側です。
それをどうやって使うのか?
どの分野に、どのように応用するのか?
間違っても、
「学んだ内容を教えるセミナーをして稼ぎたい!」
とか考えないようにしましょう。
それがいわゆる「劣化コピー」というやつです。
「アンソニー・ロビンズに学んだ!」というコピーが多いのは、
そのせいですね、たぶん。
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2014/02/23
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