あなたは、ちょっとしたミスやズレを放置したこと、
ありませんか?
「これくらいなら大丈夫でしょ…」
「あとから調整すればOK!」
「ま、いっか!」
そんなパターンですね。
で、
そのちょっとしたミスやズレが、
あとあとになって大きくなって、
代償が思いのほか高くついた、
なんて経験、きっとありますよね?
微差が大差、
と言われます。
斎藤ひとりさんも、
そんなタイトルの本を出されています。
僕は昨日、
微差に意識を向ける体験をしました。
先週末に撮影した、
DiSCの動画を編集していたんです。
この撮影のとき、
カメラで収録していたのとは別に、
ICレコーダーにピンマイクをつないで、講師の声を近くで録音していました。
編集の段階になると、
カメラで撮影した映像&音声と、
ICレコーダーの声を合わせます。
これ、音の波形を使って同じタイミングを探すのですが、
同時に、耳で聞いて、口の動きも見て、
ベストなとこを決めるわけ。
さらには、
映像、音声の収録状況によって、
カメラのマイクの音声を小さめにして、
ICレコーダーの音声を大きめしよう、
とか調整したりします。
(今回はICレコーダーのみでいきます)
撮影した最初のほうでタイミングを合わせるんですが、
あとのほうになると、
これがズレてきます。
原因は、
細かく言うと、
メモリーカードの中のデータの切替ポイント。
それが一回あると、
1/30秒くらい、タイミングがズレます。
1/30秒の違いなんて、
耳で聞いてわかるの?
と、感じるかもしれません。
はい、
はっきりわかります。
2/30秒なら、あきらかなズレ。
右左で別々のを聞くと、
どっちが早いかすぐわかる。
ここで、
ふと思います。
人間の耳は、
1/30秒の音のズレも聞き分けられる、
そんな能力があるわけです。
ということは、
そこから発展させて考えると、
僕らは、
自分では意識できないレベルでの細かい違いでも、
はっきり認識できるわけです。
だから、
ちょっとしたミス、ズレっていうのは、
自分がわかるのはもちろん、
周りの人も、
ちょっとした違和感として、
バレバレな可能性があります。
あ、なんか違うな…
っていうのは、
相手は感じている。
要は、
あなたが作りだしたミスやズレは、
隠しとおせない。
ちょっとならいいじゃん、
と思ったとき、
そのときはしのげても、
あとあとになって、
大差として出てくる可能性がある。
ちょっとだから、
いまどうにかしなくてもいいや、
ではなく、
ちょっとだから、
いまどうにかしておこう。
この違い。
あとで大きな差になります。
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Mail from Yamato Suga
2014/11/13
発行者:須賀和
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