須賀です。
外食産業を中心として、
「補償」の話がよく出ています。
政府が外出を自粛しろと言うなら、
それによって客足の減る飲食店への
補償もセットで打ち出せ、的な。
これはこれとしてあると思います。
で、各国で補償の対策は違って、
日本は不充分じゃないか!って
声もよく聞かれます。
どんなやり方がいいのか?は
お国事情も違うし、それぞれの
政権の思惑もあるでしょうから、
どれがいいか悪いか、ではなく。
もっと個別の話をすると、
こういう緊急事態のためにも、
企業は「内部留保」だったかな?
をキチンと確保しておくことが
健全な経営につながる、みたいな。
要は、会社としての「貯金」が
あれば、緊急事態でも会社の存続と
従業員の生活は支えられる。
そういう話だと思うんですよね。
従業員としては、
仕事がない状態になっても、
お給料がある程度支払われれば
当面の暮らしは安心ですね。
経営者側としても、
生活を支えることで、それまで
育成してきた従業員が離れる心配が
なくて安心できる。
危機が去ったあとに、またみんなで
がんばればいいさ!になれる。
ここでの問題は、
果たして、いつ危機は去ってくれるのか?
ですね?
3ヶ月で済めばいいけど、半年はちょっと、
一年となったらどうにもならない…、とか。
実際のところ、どうなんでしょう?
そもそも、危機として想定してるのは
大手取引先との条件変更だとか、
そういう想定の範囲内のこと、でしょ?
僕は経営したことないんでわかりませんが、
個人事業主としてはいろいろあります。
コロナの影響を少なからず受けているので、
・セミナー集客関連の広告事業は打ち切り
・オリンピックに向けたスポーツ関連は白紙
という事情があるにはあるんですよ。
話がそれましたが、こんな状況では、
経営者は先行きに頭を悩ませる、
従業員は自分、家族の生活が不安、
ってなるわけです。
でもね、これって「転換点」でしょ?
良くも悪くも、なんですよね。
考えてみれば、
「会社」という組織に依存してるんです。
従業員だけでなく経営側も。
従業員が会社に依存している、みたいなのは
わかると思います。
日々、普段の仕事をしていれば普段どおりに
会社からお給料が振り込まれて普段の生活する。
その会社に所属していることで生活が維持できる。
逆を言えば、会社がなければ普段の生活が
ままならなくなる。
これは、今、所属する会社というだけでなく、
どこかの会社なりの組織に所属して給料を
もらう仕組みの中にいる限りは変わりません。
組織のひとりでいることの宿命。
でね、
会社の規模や体制にもよると思うんですけど、
経営陣も会社、従業員に依存してますよね。
従業員が普段どおりに働いてくれないと、
会社に利益が上がらず、自分たちの経営責任も
問われて、報酬を取れないでしょ?
そう考えれば、経営陣も同じように、
組織のひとりであることの宿命を負っている。
所属している、運営している組織が
たちいかなくなれば、生活は危うい。
予定していた老後は白紙にならざるを得ません。
そりゃそうですよね。
見込んでいた報酬が見込めなくなるのだから。
あなたの会社がこれからどうなるのか?
それはわかりません。
が、時代の転換点であることは、
否定できないと思います。
じゃあ、どうしたらいいのか?
おそらく、ひとつの答えは、
従業員の壁
経営者の壁
を、それぞれが超えることです。
「従業員と経営者の間にある壁」を
壊して仲良くなればいいじゃん!って
話ではありません。
それぞれの壁をそれぞれが超える、
という意味です。
従業員の意識の人は、その従業員意識を
超えて成長、発達する。
経営者の意識の人は、その経営者意識を
超えて成長、発達する。
従業員の方は、より個人事業主とか
フリーランス的なスタンスに立つ。
自分の持っている知識、スキル、経験を
会社を通じてお客さまに提供している。
それによって、お客さまから支払われる
代金の一部を会社を通じて給料として
もらっているわけですね。
と考えると、本当は、会社を通じなくても
自分の知識、スキル、経験をお客さまに
提供、販売できる可能性はある。
であれば、会社という組織にこだわる必要は
ないかもしれない。
もちろん、個人の得手不得手があるので、
会社組織にいたほうが、自分の能力を
発揮しやすい場面もあるでしょう。
これは人それぞれなのでケース・バイ・ケース
ですが、いろんな可能性があるってことを
知っておいていいと思います。
経営者側の人たちは、自身の生活と
従業員の生活のために、会社の売上、
利益に目が向きがち、だと思います。
それはそれでしかたのないこと。
ただ、ここで、お客さんのニーズ、
ウォンツなどの求めていることを考えたら
これまでと同じ事業を同じようにやるのが
自分、会社、従業員、お客さんにとって、
ベストな選択肢かどうか?なのです。
世界のトップブランド、メーカーが、
マスクや防護服、人工呼吸器の生産を
表明したりしていますよね?
真似するべきだ、というのではなく、
切り替えというか、自社のこれまでの
リソースを使って、これからのニーズに
転用、転換できるものはないか?
みたいに考えたらいいのかもしれません。
どんな方法か?は、
ケース・バイ・ケースです。
従業員でも、経営者側でも、
それぞれの壁を超えるには、
より高い視点を持つことです。
はしごを一段登るだけでも、
これまでとは違った風景が見えます。
視点を高めてみましょう。
「うちの会社はどうしたらいいの?」
とか、わからなくなったら、お気軽に
こちら↓からご相談ください。
https://ws.formzu.net/dist/S98910252/
お話をうかがえれば、大なり小なりの
アドバイスはできますので、その後に
「まず何をやってみればいいか?」が
わかって、安心できると思います。
そこから、また次のステップが見えます。
活用してみてください。
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