あなたは、自分が感じたことを、言葉でうまく表現できるタイプでしょうか?
うれしいとか、
悲しいとか、
楽しいとか、
さびしいとか、
そういうの、口に出したり、メールに書いたりするの、
すんなりできるでしょうか?
僕は、「超」苦手なタイプです。
感情がモロに顔に出てるとはよく言われますが…
好きなタイプの女性の前では笑顔だとか、
イライラしてるのがよくわかるとか、
そういう感じ(笑)
でも、口に出したり、文にして表現するのは苦手。
これについては、
僕はほぼあきらめています。
自然体でこれがうまくできないんだから、
うまくやろうとか、思わなくなっているんです。
ただですね、
誰かと話をしていて、気になったり、感じたことがあった場合には、
僕はけっこうストレートに言います。
「あなたの話を聞いていて、僕はこう感じました」
と。
いわゆるフィードバックというやつですね。
いちおう、僕は選択理論心理学を学んだことがあるので、
相手を変えよう、コントロールしようという意図が、
なるべく相手に伝わらないように心がけています。
そもそも、フィードバックひとつで相手が変わるなんて、
そんなことがあるはずがないと思っています。
僕は相手を変えよう、コントロールしようとは思っていなくても、
相手は「コントロールしようとしている!」と感じてしまう、
そういう危険性があるので、
なるべくそうならないように、伝え方を考えます。
つまり、
「あなたはこう言っていて、こう考えているようだけど、
そうじゃなくて、こうすべきなんだ」
なんて言い方は、なるべくしない。
(相手によって、内容によってはしますけど)
目的は、
僕自身が感じた、なんらかの違和感を伝えること。
「聞いていると、こう感じられるんですけど、どうですか?」
という。
同時に伝えるのは、
相手の本来の目的とのズレです。
「こういう方向のはずですけど、それは合っていますか?」
って感じ。
もちろん、
僕の理解、解釈が相手の意図と合っていないケースもあります。
それを確認するためにも、
フィードバックとして、
「聞いていてこう感じました」
が必要になります。
僕が思うに、
フィードバックって、
「この部分はいいですね!」
「ここはダメですね!」
という、<指摘>ではない。
特にその指摘がネガティブな種類のものなら、
相手は受け取るどころか、
反発します。
それでは元も子もない。
相手のためと思って勇気を持って指摘したのに、
かえって人間関係が悪くなり、
成果に結びつかなければ、
やらないほうがいい。
というわけで、
フィードバックって、
相手との対話の中で、
自分が感じたことを率直に伝える、
それだけのことだと思うんですよ。
目的は、相手との認識のズレを調整すること。
フィードバックで相手が変わる、
なんて期待するのは、ナンセンスです、
考えが甘い。
過去と他人は変えられませんから。
過去と他人は変えられないんです。
そう。
愛と勇気を持って、
ネガティブなフィードバックをあえてする、
なんてのは、
いらないんですよ。
あなたが相手を変えようと思っている、
その時点で、もう効果がなくなっています。
もしかしたら、
フィードバックなんて概念そのものを、
持たないほうがいいのかもしれませんね。
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Mail from Yamato Suga
2014/08/04
発行者:須賀和
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