あなたは、ふとされた質問にうまく答えられなかった経験、
ありませんか?
本当はこう思っているのに、
ふと口から出た言葉は違うものだった、
という感じですね。
僕は先日、レストランで食事をしていたときに、
マスターから、
「今日はお休みですか?」
と聞かれて、
「いえ、フリーランスなので」
と答えたんですよ。
で、
「どんなお仕事ですか?」
とつづけて聞かれ、
「スポーツライターです」
と、なぜか答えていました(笑)
コピーライターです、ならまだしも、
なぜスポーツライターと口から出たのか…
スポーツライターと答える期間が長かったので、
単に習慣になっているだけといえば、
それまでなのですが。
最近では、
プロモーターとか経営コンサルタントみたいなもん、
と、相手に合わせて答えることも多くなっていたのに。
で、
これはちょっとレアな例だと思うんですが、
こんなふうに、
「なんでそんな答えが出ちゃうんだろう…?」
ってこと、たまにありますよね?
これ、
自分にもあることなので、
話を聞こうとしている相手にもあることです。
最近、教わった話で言うと、
コーチングやコンサルセッションなどをするとき、
全部で1時間あるとしたら、前半の30分では、
相手は正直に、本当のことを話さない、
ということ。
特に初対面であれば、なおさら。
相手もいくらかの警戒心があるし、
どこまで話せる相手なのか?を探っている。
でも、それをわかった上で、
最初の話を真剣に聞きながら、
相手の信頼を得て、後半に相手が言うことに、
もっとしっかりと耳を傾けましょう、と。
それから、
相手の言っていることを、
完全には真に受けない姿勢も必要。
もし相手が、
「いまの仕事がキライ」
と言った場合でも、
仕事内容がイヤなのか?
給料が少ないのが不満なのか?
職場環境がストレスなのか?
などなど、
よくよく聞いてみると、
仕事そのもの(職種)が問題なのではなく、
それ以外の周辺的な部分に問題があって、
仕事は実は好きだったりする。
なので、
意識したほうがいいのは、
相手の口から出た表面的な問題ではなく、
それを問題だと思っている、
その奥にある理由はなにか?
ということ。
よくよく聞いてみたら、
問題は違うところにあった!
というケースは多いです。
自分自身も誰かに話を聞いてもらうとき、
「あ、そうか!そこじゃなかったんだ!」
ってこと、ありますよね?
というわけで、
相手の話を聞くときもそうなんですが、
自分自身についても、
問題だと思っていることを、
なぜ問題だと思っているのか?
そうやって、
深堀りして考えてみるのも、
いいかもしれませんよ。
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Mail from Yamato Suga
2015/02/18
発行者:須賀和
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