数秒が命取りです…

あなたのこだわりの料理って、なんでしょう?

僕がそう聞かれたとき、
最初に頭に浮かぶのは、
蕎麦です。

圧倒的な蕎麦派です。

福岡に行ったときに、
「あそこの博多うどんは超絶オススメですよ!」
と教えていただいても、
「うどんはいいです」
と、0.2秒で答えてしまうほど。

蕎麦を愛していますから、
うどんには浮気しません。

「吉田うどん」には
浮気したくなりますが、
わざわざ行く用事もないので、
浮気はしないでしょう。

ちなみに、パスタは浮気になりません。
同じ小麦でも、調理法が違うので、
競合にはならないのです。

で、蕎麦の話です。

蕎麦通、というほどではありませんが、
蕎麦好きではあります。

好きなのは、
逗子の「おかむら」
両国の「ほそ川」
戸隠の「うずら屋」
などなど、
定番です。

最近よくいる赤坂では、
「観世水」と「長寿庵」
が、おいしかった。

と、もうひとつ。

忘れられないのが、
今年2月に訪れた熊本のお店。
「手打百藝 中の森」
http://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43001115/

というお店で、
【発芽そば切り】というのを初めて
いただきました。

なんというか、
香り高くて、歯ごたえもちょっと独特。
お出しも甘さ、辛さ、香りがちょうどよく。

ここにお連れくださったのは、このお方。
https://www.facebook.com/mtyrskf

これから熊本の農産物を発信するキーパーソンに
なる方ですので、お近づきになっておいてください。

日本でもっとも安心・安全な農産物の産地は
熊本ですよね?

そのキーパーソンですからね、
これ以上言うとクドくなりますね(笑)
とにかく、チェックしてください。

また脱線しましたが、
蕎麦です。

蕎麦って、細いですよね?
年越しそば食べる理由が、
「細く長く…」ってダジャレに
採用されるくらい。

細いってことは、
切るのも技術がいります。

なんせ、同じ細さで切らないと、
同じ時間で茹でたときに、食感が
変わっちゃいますから。

同じ細さで切るとしても、
茹で時間が数秒変わるだけで、
これもまた食感が変わります。

柔らかいのは言うまでもなく、
固すぎても気になってしまい、
美味しいと感じられない。

蕎麦は数秒の勝負なのです。

もちろん、うどんもパスタも
ラーメンも同じことでしょう。

この数秒の茹で時間や、
盛り付けにかかる時間によって、
一口目の味が変わり、
最後の一口までの味が決まる。

数秒です。
細部のことです。

神は細部に宿る、と言われますが、
細部にこだわり、
細部の仕事を徹底すると、
結果が変わります。

逆に、
数秒の細部をないがしろにして、
大雑把にしてしまうと、結果に
ムラやバラつきが出ます。

それがそのまま評判になります。

人間ですから、その日その日で
調子は変わります。

それは仕方がないとして、
それでも、その日、その日の
ベストを尽くすことはできる。

場合によっては、数秒、
は細かすぎるかもしれません。

でも、どんなジャンルの仕事にも、
細部はあります。

ぜひ、今日は、
その細部を認識してみましょう。

認識する、しようとするだけでも、
なにか、ちょっとしたことが、
変わってきます。

ここ↑に、「い」が入っていない、
なんてことにも気づくようになる(笑)

 
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2016/07/10
発行者:須賀和

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