オントロジーってなに?

 
須賀です。

オントロジーという言葉が気になっています。
元は哲学用語で、日本語では「存在論」。

派生して情報科学でも用いられていて、
そこでは、
「情報科学や認知科学などでは意味や概念を
 取り扱うときに必要となる体系的な知識記述」
のことを言うそうです。

なぜ、僕がオントロジーが気になるのか?
については、おそらくですが、
「世界はそもそもどうなっているのか?」
を探求したい、という欲求があるから。

なぜ、世界は存在しているのか?
なぜ、自分自身はこの世界に存在しているのか?
みたいなことが知りたいと思うわけです。

知ったところでどうなるのか?
は、わかりませんが、全体像が見たいのと、
その中での自分自身の立ち位置が知りたい、
みたいな感覚でしょう。

きっと、この仕組み、構造が理解できたら、
人はもっとすんなりと、楽に生きていける。

そんな気がするわけですね。

で、情報科学のほうの意味でも、
とても気になるものです。

体系的な知識記述、という難しい表現を
していますが、簡単に言えば、人と人との
共通言語、共通認識、みたいな話です。

例えば、僕がいきなり
「AVCHDをMOVにエンコードしてFCPで編集、
 YouTubeで限定公開で共有してほしい」と
言われたら、意味わかりますかね?

YouTubeで公開だから、きっと動画の関連の
話なのかな?という程度はわかるでしょう。

でも、上の一文はなんのことかわからない、
という場合が多いはず。

これは、AVCHD、MOV、エンコード、FCP
という単語がそれぞれ、どんな意味なのか?
の知識がないからです。

つまり、この単語が共通のものになっていない。

コミュニケーションのズレって、ここから
発生しています。

男女関係でも、「あなたのことが好き」と
一口に言っても、お互いの「好き」の意味が
一致しているとは限りません。

だから、
「好きと言ったのに、こうしてくれない、
 それは本当は好きでないからだ!」
とか、ミスコミュニケーションになる。

よくあることですよね。

関西の人から、
「それ、ほっといて」
と言われたのに、そのままにしちゃって
なぜか怒られる、みたいなのと同じ。

知らないがゆえに意味がわからない。

意味がわからないから近づくことができない。

そういうことってあると思うのです。

これをどうにかしていきたい、という、
不思議な欲求があります。

あなたが知らないだけで、実は世界には
こんなに面白いものがあるんだよ、
という発見を提供したいのかもしれません。

知らないだけで損してることって、
たくさんあると思うのです。

余計な先入観を持っているせいで、
無駄に敬遠していることもある。

漫画の『ブッダ』の中に、
「ごらん、世界は美しい」
という言葉があります。

まさにそうだと思うのです。

世界の美しさを、味わいつくしていきましょう。

では、また。

 

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