須賀です。
これって、
仕事をする上でのキーワードだと思うのです。
「そこまでやるの?」
みたいに聞かれたときに、
「はい、そこまでやります」
と、平然と答える感じです。
細部にこだわって作り込む。
神は細部に宿る、とも言われます。
そこまでやるからこそ、
やりきったと思えるのかもしれません。
仕事は愛の表現、と言う人がいます。
愛を情熱と言い換えてもいいでしょう。
そうでない人もいると思うのですが、
仕事って、こういう熱中できるものであると
やっていて充実感があるんだと思うのです。
イライラすることや、酸味や苦味もありつつも、
やりきったあとに旨味や甘味やらもあって、
全体としてはOKになれるような体験。
「今日の仕事は楽しいですか」
ってコピーが批判されてましたけど、
批判する人は仕事が楽しくないんですね。
そりゃ、すべての仕事が楽しいわけじゃない。
めんどくさくてしかたがないものもある。笑
だけど、どうせ仕事するなら、
楽しいほうがいいに決まっている。
とはいえ、
楽しめないから困ってる
のもわかります。
いかに就業時間をやりすごすか、
みたいな感覚になることもあるでしょうし、
将来性を感じられないときもあるでしょう。
とりあえず生活を維持するために今の仕事をして、
休日に自分の趣味を思い切り楽しむ、みたいな。
それはそれでいいと思います。
でも、もうひとつの生き方というか、
暮らし方として、仕事を目一杯やってみる、
というのもあっていいかもしれませんよね。
目一杯やるためには、
もちろん情熱が必要でしょう。
「なんでそこまでやるの?」と
聞かれるほどに夢中になれる要素が。
そういうもんがどうやって見つかるのか?
シンプルな答えはありませんけどね、
探求しないと見つからないんじゃないですかね。
探求の方法としては、やはり
「本当かな?」
という疑いが大事なのかと。
本当にこの仕事、ずっと続けていくの?
みたいな質問を自分にしてみること。
夢中になって、楽しみながらできる
仕事があるとしたらなんだろうか?
って質問も同時にしてみる。
すぐには浮かんでこないかもしれません。
だけど、その質問をしてみれば、
脳が勝手に探してくれます。
すると、そこから目に見える情報や
耳に入るなにかが変わってくるかもしれない。
自分の中に深く、深く、降りていったり、
視野を広げてみることで、これまで見えていなかった
なにかが見つかるかもしれませんよ。
「そこまでやる」価値のあるなにかが。
※写真は京都の「清水三年坂美術館」にある
正阿弥勝義の群鶏図香炉。
https://sannenzaka-museum.co.jp/
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